米国の首都ワシントンで開かれた
銃規制強化を求めるデモ「私たちの命のための行進」で、
2月に銃乱射事件が起きた
南部フロリダ州の高校の女子生徒が行った演説が、
米メディアやインターネット上で話題となっている。
Emma Gonzalez gives speech
at March for Our Lives rally
演説は乱射が続いた時間とほぼ同じ6分あまりで、
このうち約4分間は沈黙して怒りや悲しみを示した。
「どんなスピーチよりも多くを語った」
と共感が広がっている。
この生徒は
マージョリー・ストーンマン・ダグラス高校の
エマ・ゴンザレスさん(18)。
「6分20秒。
6分あまりで17人の友人が命を奪われ、
15人が負傷し、
みんなの人生が変えられた」。
壇上でこう語り始めたゴンザレスさんは
約2分かけて犠牲者の名前を読み上げた後、
口をつぐみ、涙を流しながら前を見つめ続けた。
約4分の沈黙をはさみ、
ゴンザレスさんが演説を再開したのは
登壇からちょうど6分20秒後で、
「誰かに任せる前に、命のために闘おう」
と訴えた。